【質問】

目に見えない神をどのようにして信じることができるのでしょうか? 教会は無分別に信じているように見えます。

聖楽宣教センターの回答です。

キリスト教会は神の啓示によって建てられた。キリスト教の信仰は自然に発生したもの、信念によって作られたものではなく、啓示によるものである。その信仰は初めに万物を通して創造者でおられる神を知らせたし、イスラエルに現れた人格の神を知らせた。神はイスラエルの神でおられるし、聖なる方でおられる。イスラエルには信仰良心、すなわち天から施された良心が与えられた。それは律法であり、啓示の良心であった。この法は生活や風習を支配し、常に神を恐れさせて服従させる力をもたらした。その下にいる者は続けて恐れを振り切ることができないで、神を恐れ、罪に定められる生活を続けた。
しかし、神はイエス・キリスト、すなわちひとり子によって自分を啓示された。このときから誰でも御子によって神を知って信じるようになった。それゆえ、御子によらなければ、決して天に入って行くことができないし、神を信じることができない。
この御子は人によって考え出された方でもなく、この世から出て来た方でもない。永遠の前に神とともにいたのちに現れた、ひとり子の神でおられる(ヨハネ1:18)。神は御子を通して自分を見せ、自分の品性と御心を見せられた。神によって神を見せられたのである。これが私たちの信仰である。

(金箕東キムキドン 著 『伝道原理』「22. 伝道説教」より)